効率的な暮らし

圧倒的な共感

一時期、アイドルにめちゃくちゃハマっていた時期があり、その頃の生活はまさにアイドル一色だった。
朝起きたらSNSをチェックして新情報がないか確認、通勤時間はアイドルの曲を聴き、昼休みはまた SNSのチェック、帰宅後はテレビ番組の録画をチェック。休日も朝から晩までDVDを見るか、溜まった写真や雑誌の整理、友達とロケ地巡りをする。 コンサートや舞台ごあればもちろん行く。

私はそれまで、特にいわゆるオタクということもなく平和な日々を送っていたのに、なぜかある日突然推しができ、 アイドルを応援する日常が突然始まった。
SNSなどを通じて友達もできた。
そこで驚いたのが、友達と喋っている時のビビッと響くような「圧倒的な共感」である。

なんといっても一番それを感じられるのは やっぱりコンサートで、普段からそのアイドルのファンが一堂にし、その各々が、アイドルの細部の情報を共有している。さらにその日の、そのアイドル、のしぐさのひとつひとつを細かく(何万円もする双眼鏡で)見ている。すると、「キャー」のタイミングが何故かハモる。 コンサートの後に行くご飯での熱量がすごすぎる。

最初は、ただそのタレントがで応援してただけだったのに、いつの間にやら、日常では経験したことのない深い共感にすっかりはまってしまっていたように思う。

今は少し、以前より熱量が下がってはいるけど、その時できた推し仲間との日々は、今でも、私の宝物だ。また、もしチャンスがあればぜひ飛び込みたいなと思う。